フィラリアの検査方法

フィラリアの検査方法はミクロフィラリア検査と抗原検査の2通りあります
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フィラリアの検査方法

フィラリアの薬を犬に与える前にフィラリア感染症にかかっているかを検査しますよね
その検査方法や検査時間によっては間違っている場合があります。

 

 

フィラリアに感染しているのかを調べる方法は、ミクロフィラリアが血液中にいるかを見る
ミクロフィラリア検査と血液中にメスの成虫が出している分泌物(抗原)を見つける方法の
2通りあります。

 

 

ミクロフィラリア検査

1.犬の血液を顕微鏡で覗いてミクロフィラリアがいるかを調べる
2.犬の血液を遠心分離機にかけて血液中にミクロフィラリアがいるかを調べる

 

2の検査方法の方が1よりも精度がいいので見つけやすいです。

 

 

ミクロフィラリア検査では、ミクロフィラリアがいるかどうかで感染しているのかを判断します。
ミクロフィラリアがいるということは成虫がいると判断できるからです。

 

所が、成虫になっていてもまだミクロフィラリアを産出する前だったり、メスだけオスだけと
交配できない場合にはミクロフィラアリアは見つかりませんよね

 

 

前年の投与をやめてから蚊に刺された場合には、検査をするときにまだミクロフィラリアを
産出する前の場合もあるということです。

 

また、ミクロフィラリアは蚊が活動するのと同じような時間に吸われやすいような場所に集まってくる習性があります。なので、午前中とかの時間に血液を採取してもミクロフィラリアがいない場合もあるのです。

 

この検査方法は確実ではないということを知っておいてください。

 

 

抗原検査

妊娠判定キットのような検査キットを使って血液にメスの成虫から分泌されている抗原があるかを測定します

 

妊娠測定キットと同じように測定する場所に犬の血液を垂らすことで反応しますので5分ほどで結果が分かります。

 

 

成熟虫のメスから分泌される抗原があるかを検査するので、まだ、成熟前のメスやオスしかいない場合には抗原を見つけることはできません。

 

検査時期によっては抗原検査も確実ではないってことです。

 

 

ミクロフィラリア検査、抗原検査のどちらも感染してから半年以上たたないと検査結果に現れません

 

 

オカルト感染

 

心臓付近に成熟虫が寄生していても検査でフィラリア感染が認められないとされることを
オカルト感染といいます。

 

ミクロフィラリアが検出されないとかメスの成熟虫からの抗原が検出されない場合には
感染してませんとなります。

 

でも、実際には数匹のオスが寄生していたり、抗原を出す前の未成熟虫が寄生していることもあるのです。

 

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