フィラリア薬

フィラリア虫を殺す薬剤のイミトサイドは犬に対して安全なのでしょうか、副作用等を調べてみました。
MENU

フィラリア虫を殺す注射って安全なの

フィラリア症と言うのは、肺や心臓にフィラリア虫が寄生している状態をいいます。
予防薬と言うのは、フィラリア虫になる前段階の幼虫のうちに駆除する薬と言うことです。

 

皮膚に滴下する薬や経口薬のフィラリア予防薬はフィラリア虫を殺す薬剤ではありません。
フィラリア虫を殺すのは注射タイプの薬になります。

 

 

 

動物医薬品副作用等情報集からの抜粋です。
http://www.nval.go.jp/vet-cop/sub1/melarsomine.htm

 

注射剤:イミトサイド
成分名:メラルソミン二塩酸塩

 

注意
犬糸状虫症の病勢の進行した犬や大静脈症候群を呈する犬では、重度の肺動脈栓塞を伴って死亡することがあるので投与しないこと。

 

副作用
1) 本剤の投与により、元気・食欲減退、発熱、発咳、注射局所の疼痛・腫脹、歩様異常を起こすことがある。
2) 本剤の投与により、ときに呼吸促迫、呼吸困難、下痢、嘔吐、振せん、失神、流涎を起こすことがある。

 

病勢の程度にかかわらず駆除された虫体が肺動脈で栓塞を起こすので、投与後の犬の管理 (運動制限、栄養管理等) には十分注意するよう指導すること。
特に運動制限は投与前数日から投与後1か月間を目安に行い、病勢の進行度によってはその程度を厳重にすること。
3) 急性中毒を起こした場合は適切な中和剤 (例えばBAL) を投与すること。

 

[臨床試験]
動物管理センター収容犬 (剖検例、75頭)

 

全身反応として、
元気・食欲減退が30頭 (40.0%)
発熱が18頭 (24.0%)
(元気・食欲減退、発熱は注射後数日以内に回復するものと、持続し肺動脈塞栓に伴う症状と考えられるものがあった。)

 

呼吸促迫が3頭 (4.0%)
(呼吸促迫は一過性であった。)

 

発咳が8頭 (10.4%)に観察された。
(発咳は注射後数日から観察され、大部分は数日間持続した。)

 

注射前に元気・食欲減退、被毛粗剛、栄養不良、粘膜蒼白、咳、呼吸困難、異常呼吸音、心内雑音、不整脈、GOT、GPT及びBUNの高値がみられた3頭 (2頭:2.2mg/kgを3あるいは6時間間隔で2回注射、1頭:2.4mg/kgを3時間間隔で2回注射) が12〜16日に死亡し、剖検で肺出血がみられ、死因は肺動脈塞栓と考えられた。

 

来院犬 (29頭)
全身反応として、
元気・食欲減退が6頭 (20.7%)
(翌日から2週間で回復した。)

 

発熱、嘔吐、振せんが注射当日に各2、1、1頭 (6.9、3.4、3.4%)
失神が注射後13日に1頭 (3.4%)
発咳が注射後1〜4日から数日間あるいは13、19日に7頭 (24.1%) に観察された。

 

局所反応 (腫脹、疼痛、歩様異常) が10頭 (34.4%) に観察され、9頭は翌日〜6日に消失したが、1頭では15日まで持続した。

 

 

フィラリア虫を殺す薬剤には、ヒ素が含まれているので、副作用が何らかの形で出てくるようです。
そして、少しでも体調が悪い時に注射するとその症状は重くなるようです。

 

死因の肺動脈塞栓とは、肺動脈に死んだフィラリア虫が詰まって血の流れを塞いでしまうことで起きます。

 

フィラリア虫を殺す注射をする場合には慎重に見極めてやらないと副作用が怖いですね

 

トップページでフィラリア薬を価格も含めて紹介しています。

このページの先頭へ